
ABOUT US

2016年より愛知県常滑市にて新規就農し、農薬や化学合成肥料を使用しないサツマイモ栽培を始めました。
「育てる、作る、届ける」を軸とし、収穫を経て、芋菓子を作り、秋冬になればご縁のある場へ焼き芋屋として出店しています。
芋菓子の素材には、なるべく知多半島の地のもの、身体に負担のないものを使用して、子どもから大人まで安心して食べていただけるような、無添加のおやつをつくっています。
風や土に触れていると、いかに自然の恩恵で作物ができ、全ての生物が生かされているかということに気づかされます。
季節の移ろいや、大地のエネルギーに沿うように育てた作物が、誰かの喜びに繋がることを願い、農を通して少しでも自然に目を向けられる方が増えると良いな、という思いで活動しています。
秋には収穫体験をしておりますので、ぜひ畑に遊びに来ていただけたら嬉しいです。
さつまいもは健康食
さつまいもにはビタミン、ミネラル、食物繊維がバランス良く含まれた食べ物です。アントシアニン色素を含む紫色のさつまいもは動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因である活性酸素の働きを抑制する効果があります。糖分をエネルギーに変えるビタミンB群や、抗酸化作用を持つビタミンE、コラーゲンの生成を促進するビタミンCが多く含まれており美肌効果が期待できます。
また水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がより多く含まれており、水溶性食物繊維はコレステロール値を低下させる作用や、塩分を調整し血圧を下げる効果があります。
不溶性食物繊維には腸壁を刺激し、大腸の蠕動運動を促進させ、排泄を促がす働きがあります。
またいも類の中でさつまいもだけに含まれる糖脂質の仲間、ヤラピンは緩化作用を持った物質なので皮ごと食べると食物繊維は体内に発生した毒素や悪玉菌を吸着する働きもあり、腸内活動を健康に保つ上で大きく役立っています。

焼き芋について

石焼き・壺焼き・電気オーブンなど、焼き方をひとつに限定せず、その時々の芋の状態や品種、熟成具合に合わせて焼成方法を使い分けています。
大切にしているのは、芋の芯までやさしく熱を伝え、均一に火を入れることです。急激に高温で焼くのではなく、火加減や時間を調整しながら、じっくりと加熱しています。
焼き芋の甘みは、さつまいもに含まれる酵素「βアミラーゼ」の働きによって生まれます。
芋の内部温度が60〜75℃ほどになる時間帯をできるだけ長く通過するよう、窯の状態や火のまわり方を見ながら焼くことを大切にしています。
また、焼く前の芋の状態も味に影響します。
収穫したさつまいもは、2〜3ヶ月ほど貯蔵し、糖化が進んで甘みがのってきたタイミングを見極めて使用しています。
畑から貯蔵、焼き上がりまでをひとつの流れとして捉え、その芋の持ち味をできるだけ引き出すことを心がけています。
土づくり
作物を育てるうえで「土の状態」を何より大切にしています。
畑ごとに水はけや土の締まり、これまでの使われ方が異なるため、すべてを同じ方法で管理することはしていません。
草をすき込む畑もあれば、あえて大きく触らず様子を見る畑もあり、耕すところもあれば、軽く整える程度にとどめる畑もあります。
さつまいもは土の中で芋が太る作物のため、土が締まりすぎると形や品質に影響が出やすくなります。
そのため「なるべく触らない」ことを目的にするのではなく、土の通気性ややわらかさを保つために、必要なときにはきちんと手を入れることを大切にしています。
また、草や有機物、緑肥などを通じて、土の中の微生物が働きやすい環境を整えることにも意識を向けています。
どう育てるかという技術だけでなく、「どういう環境を整えるか」を考えながら、その年、その畑ごとのバランスを探っています。
土づくりに決まった正解はないと考えています。
毎年、畑に立ち、土の状態を見て、感じて、少しずつ調整を重ねていくことが、結果としておいしいさつまいもにつながると感じています。
